interview vol.08

スタディオクリップ デザイナー吉越 彩

服作りにはチームワークが大切。円滑なコミュニケーションを図ってみんなが気持ち良く仕事できるよう努めています。

キャリア

2013年4月 スタディオクリップ デザイナー

今の仕事内容を教えてください。

スタディオクリップでデザイナーをしています。

デザイナーの仕事はひたすらデザイン画を描くこと、というイメージが強いかもしれませんが、それはごく一部。また、じっくりひとつのデザインの構想を練るというより、「来週までに」などと依頼されることがほとんどの、スピードが命の仕事です。そのためには、たとえば普段から道を歩く人がどんなものを着ているかを観察したり、展示会に行ったりして世間の方々の好みやトレンドを把握することや、アートや映画、インテリアなどのよいものを見ることなど、常日頃から「引き出し」を増やす努力が必要になります。

また、デザイン画を描いたら、テキスタイル部門の担当者と相談して生地を選んだり、パタンナーに指示をして型紙を起こしてもらったり……など、さまざまな部署と連携をとって仕事を進めていかなければなりません。業務内容は、意外と広範囲にわたるのです。

入社のきっかけを教えてください。

私は子供のころからデザイナーになりたくて、あまりにそれ一筋だったので親が心配するくらいでした(笑)。学校も服飾系を選び、卒業後はいくつかアパレル会社を経験しました。アダストリアの前身のひとつであるナチュラルラインという会社でスタディオクリップを担当しているとき、会社が合併してアダストリア所属となり、そのままスタディオクリップのデザイナーとして今に至ります。

スタディオクリップの洋服は、ナチュラルな暮らしを感じられるところが魅力です。洋服だけではなく、生活雑貨なども含めたライフスタイル全般を提案しているブランドであることにも共感しています。

デザイナーとして仕事の上で大切にされていることはなんですか。

一緒に働いている人を大切にすることと、謙虚であることです。

デザイナーは指示を出すことが多いので、「自分がいちばん偉い」と勘違いしがちな立場かもしれません。でも先ほどもお話しした通り、服作りにはチームワークが大切で、デザイナーだけではなにもできません。あくまでプレイヤーの一人であると自覚して、円滑なコミュニケーションを図ってみんなが気持ち良く仕事できるよう努めています。そのためにはいつも笑顔でいることもモットーです。幸いなことに、私の周りにいるのはキャリアがあって優秀な人たちばかり。年齢的には10歳ほど上の人も下の人もいますが、いい意味で上下関係を意識せず、お互いリスペクトしあって仕事ができているのではないでしょうか。恵まれた環境だと思います。

今後チャレンジしたいキャリアや目標はありますか。

漠然としているのですが……。最近、80年代や90年代のファッションやカルチャーがブームになりました。自分もそのブームの真っただ中にいたので、仕事で当時を再現できるのが楽しいです。「あのときはこうだった」「あのとき流行っていた素材や形がまたきてるよね」など。これからさらに歳を重ねてまた自分が知っているブームが来たときも、デザイナーとしてそれを仕事に活かせたら面白いなあと思います。

また、少子高齢化と言われ、若い世代が減っていますが、一方で今の50歳以上の人たちはとても元気があり、若々しいですよね。自分もいずれはそういう年代になりますし、そういう世代のために新しいことができないものか、発信できることがあるんじゃないか、と、漠然とではありますが考えています。もっと面白いプロジェクトが生まれたとき自分もそこに携われたらいいな、とわくわくしています。

吉越さんが感じるアダストリアの魅力を教えてください。

元気な会社で、フラットな関係性が保たれているところだと思います。みんなで盛り上げていこうという意欲がある人が多いのもすばらしい。上の方が率先して引っ張ってくださるので、私たちも前向きになれる。そんな風土があると思います。

特にスタディオクリップは、組織の風通しがいいと思います。先ほども触れましたが、それぞれのポジションに対してお互い敬意を払っているし、相談もしやすい雰囲気があります。さまざまな方達と役割分担しながらひとつのものを作っていくのには最適の環境ではないでしょうか。

ワーキングマザーにも理解があり、時短勤務などの制度も整っているので、結婚、出産をしても働きやすいのが魅力。私も子供が小さいときは時短制度を利用して働き続けることができました。

これから応募しようとしている人に一言お願いします。

人と仕事がしたい人や、チームでものを作り上げるのが好きな人にはとても面白い会社だと思います。だから逆に、ひとりでコツコツやる人には向いていないかもしれません。

この仕事に必要な条件は、洋服が好きなこと。同時に、洋服以外が好きなことも大切です。洋服は生活という基盤があってこそ形成されるものだと思うので、きちんと生活も楽しんでいることが必要だと思います。その楽しみの中からインスピレーションが生まれてきて、ものを作れるのではないでしょうか。

休日の過ごし方を教えてください

平日がとても忙しい分、休日はひたすらのんびり過ごすようにしています。特に子供が小さいときはONとOFFの切り替えを意識していたので、お休みの日は仕事のことはなるべく考えず、必ず家族一緒に過ごすようにしていました。

子供は今10歳です。最近は向こうから「買い物に行ってきていいよ」となどと言ってくれるようになったので、ひとりで映画を観に行くこともありますね(笑)。そんなわけで最近はようやく、子育てと自分のしたいこととうまくバランス取れるようになったと感じています。

ある1日の流れ

10:00
出勤
午前中は展示会にいったりデスクワークをして過ごします。
13:00〜14:00
昼休み
リフレッシュをするために、ランチはなるべく外へ出ます。
14:00
会議
会議の中身は、商品の検討会や、デザインの打ち合わせ、デザインの修正(サンプルが出来上がったら、実際に着たときの動きやシルエットなどで気になる部分を2回3回と修正して完成させていく)など。
16:00~19:00
会議で確認したことにもとづいて、パタンナーや生産担当者への修正依頼や指示などを出す

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