私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

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「渋谷区×ファッション」で、子どもたちに新しいワクワクを!

アダストリアは、「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー(S-SAP)協定」の締結企業としても活動をしています。S-SAP協定とは、渋谷区と同区内に拠点を置く企業や大学などが協働して地域の社会的課題を解決していく公民連携制度のこと。今回は、その活動の一環として開催された「キッズ職業体験プログラム」のレポート記事を公開します。

夏休み期間中である2018年8月8日、GLOBAL WORK SHIBUYAにて開催された今イベントでは、こどもたちが実際の店舗で「ファッションの楽しさ」や「仕事をすることのおもしろさ」を体験!学校では学べない販売スタッフの体験を通じて、新しい発見をしたり、ファッションがもっと好きになったりと、いろいろな表情を見せてくれました。


集まってくれたのは渋谷区在住の小学生。

「はじめてお店に来る!」という子や、「よく買い物している」という子まで、お店との関わり方はさまざま。でもみんな、「ファッションに興味がある」のは同じ!お揃いのバンダナとバッジを身に着け、さっそくプログラムスタートです。



まずは、スタッフたちと自己紹介。


緊張しているのか、まだ少し表情がかため……あだ名を教えあったり、他の人の紹介が終わったら拍手をしたりして、少しずつ緊張をほぐしていきます。



最初は「基本の姿勢」の練習から。


はじめてなのに、みんなとっても上手!そのままの姿勢をキープして、あいさつの練習へと続きます。「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「またおこしください」など、普段言い慣れない言葉も、スタッフのリズムにあわせてひとつずつ丁寧に復唱していました。そして店内のアイテムを見渡しながら「おたたみ」の練習へ。



立ちながらたたむなんて、できるのかな?と不安そうな顔で見つめるお父さん、お母さんをよそに、スタッフの説明にあわせて1ステップずつキレイにこなしていきます。大きな大人の服に苦戦しながら、上手にたためました。



スタイリング実践。


そしていよいよ、販売スタッフいちばんの腕の見せどころでもある「スタイリング実践」。販売スタッフと二人一組になって、お客さまに似合うコーディネートを考えていきます。スタッフのアドバイスを聞いたり、お客さま役のお父さんやお母さん、兄弟たちの好みを聞いたりしながら、店内にあるたくさんのアイテムから似合うものを選んで……試着室へご案内です!





試着が終わると、「いかがですか?」と全身をチェック。サイズやかたちがあわなければフロアに戻ってまた別のサイズや色の服を持ってきます。「もっと明るい色の服の方がいいかも……」と、みんな、すっかりスタッフの顔に。売り場と試着室を往復しながら、ようやくスタイリングの完成です。


最後は実際にレジでお会計。

初めて触れる本物のレジにドキドキ!選んだアイテムをひとつずつレジに通して、たたんで、袋に詰めて、最後は手渡し。もうすっかり一人前のスタッフですね。





修了証書をもらって記念撮影。

体験が終わった後は、修了証書をもらって全員で記念撮影。みんな「楽しかった」と声を揃えて話してくれました。




参加者のふたりから感想を聞いてみました。

みずきさん



体験してみてどうだった?
いちばんおもしろかったのはレジうち!ホンモノのレジを使うのが楽しかったです。
むずかしかったことは?
スタイリングを選ぶところ。お父さんの好きな色を参考に選んだりしたんだけど、実際に着替えると暗めなイメージになっちゃって……もっと明るくしたいなって、ジーンズと白いシャツのサッパリとした色あいのコーディネートにしました。
スタイリングの色づかいがとってもステキだね!
よく絵を描いているんだけど、お洋服の色とか決めるのが好きなんです。そのとき、「こんな色の組みあわせならすてきだな」と思って色をぬるから、それを思い出しながらやってみました。

まゆさん



スタイリングのテーマはどうやって決めたの?
弟がふだんかぶらない帽子をつかって、似合いそうなアイテムを選びました。スタッフのお姉さんとも相談しながら決めました。
スタッフから教わったお仕事のコツは?
試着してみてサイズがあわないとこまるから、まっている間に売り場からいろんなサイズの服を持ってきたり、色ちがいの服も用意したりして、すぐわたせるようにしました。
次はどんなことに挑戦してみたい?
今回はこども服をえらんだから、次は大人用のレディース服をスタイリングしてみたい。このお店にはいろんなお洋服があるから、ぜったい楽しいと思う!

保護者のみなさまからは、「洋服はネットで購入することがほとんど。でも、今日はこどもたちが本当に嬉しそうに洋服を選んでいる姿を見て、お店で買うことの楽しさを改めて教えてもらいました。またみんなで買い物に来ます」「娘が楽しそうに服を選んでいる姿を見られて、ステキな思い出になりました。いつもよりしっかりした姿が見られて良かったです」などの声を聞くことができました。

Column

今回のイベントを通じてファッションや販売職に対する興味が深まったようで、全員が「またやりたい!」と話してくれました。実際のお仕事と同じような体験をしてみることで、ファッションに対する新しい「ワクワク」が体験できたのではないでしょうか。それぞれが感じた「おもしろかった!」「たのしかった!」の気持ち、みんなの「Play fashion!」を見つけるきっかけになるといいですね。

アダストリアと渋谷区の協業イベントとして行われた「キッズ職業体験プログラム」。渋谷区ではこの他にも、「地域社会の諸課題を解決するソーシャル・アクション」をテーマに、公民連携での職場体験学習に取り組んでいます。また、アダストリアでも「次世代を担う子どもたちに対する活動」として、さまざまなCSR活動を行っています。「キッズ職業体験プログラム」は全国の店舗でも開催予定なので、興味のある方はぜひご参加ください。

  • このプログラムは、「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー(S-SAP)協定」締結企業として、渋谷区と協業して地域社会の諸課題を解決するソーシャル・アクションのひとつとして実施。
  • 渋谷区では今回のような公民連携での職場体験学習に積極的に取り組んでいます。
  • アダストリアのCSR活動の一環として、次世代を担う子どもたちに対する活動も行っており、今回のような職業体験も全国で行っています。

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