企業情報

DX戦略

トップメッセージ

アダストリアグル―プのミッションは、Play fashion !です。いつの時代も、ファッションを通じてお客さまの生活を豊かに、幸せにすることを使命としています。昨今の社会の変化のスピードは著しく、お客さまの生活様式や購買行動は多様化を続けています。変わりゆくニーズに応え続けるべく、私たちのビジネスモデル自体もまた進化、改革を続けていく必要があります。
自社ECサイトにおける1千万人以上の会員基盤や、グループ約1,400店舗にご来店いただくお客さまとの接点は貴重な資産であり、デジタル技術とリアルなサービス・体験を融合させ、リアル店舗とWebの双方で新たな顧客接点を創造します。またブランド開発や商品企画、物流、PR、店舗運営など、バリューチェーン全体を通して、デジタル技術を活用した価値創造・生産性向上を進めてまいります。
私たちは、2026年2月期を最終年度とする中期経営計画のもと、アパレルカンパニーから“グッドコミュニティ共創カンパニー”への変革を目指しています。これまでの枠にとらわれず、事業の在り方や商慣習を根本的に見直し、新しい領域への挑戦するため、事業を全方位から支えるDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を策定し、アダストリアグループらしいデジタル技術の活用を進めてまいります。

代表取締役社長
木村 治

攻めのDX戦略でアダストリアの成長を加速

1.顧客体験を変革
デジタルを活用し、お客さまのLTV(ライフタイムバリュー)の最大化を図り、たくさんの「ワクワク」をお届けします。

①デジタルを通じて店舗とECの融合を加速し、体験価値を広げていくことで、店舗をさらにワクワクして便利で魅力のある場に変革してまいります。


OMO型店舗「ドットエスティストア」ではデジタルサイネージを活用した新しい接客体験を提供しています。 購入履歴やお気に入りなどの情報を見ながらよりパーソナルなスタイリング提案を実現しました。

②お客さまに便利にお買い物いただくための機能強化やスタッフボードなどのコンテンツの導入、他社商材の展開などで、自社EC .st(ドットエスティ)をもっと楽しい“グッドコミュニティ“へと進化させます。


「スタッフボード」では、4,000名以上のスタッフが毎日スタイリングを投稿。 オフラインとオンラインの両方でお客さまとコミュニケーションが生まれています。


ドットエスティのプラットフォームを企業さま向けにオープン化。 親和性のある他社製品の取り扱いに、積極的に取り組んでいます。


③海外における顧客体験の変化も同時に強化。事業戦略と連動しながら、地域、風土に合わせた「グローカル」な新たな顧客体験を提供しています。



上海旗艦店ではwechatプログラムと連動し、ポイント付与やニュース配信などを実施。 T-Mallに出店し、中国大陸全地域のお客さまに商品を提供しています。


2.働き方の変革
デジタルを活用し、アダストリア全従業員の業務効率化を図り、笑顔で「ワクワク」働ける環境をつくります。

①当社バリューチェーンの各業務プロセスをデータでシームレスにつなぎ、無駄な入力や確認の作業時間を削減し、社内プロセスの最適化を図ります。


外部も含むバリューチェーンに携わるヒト、業務、データをシームレスに連携させます。

②デジタル技術を導入することで、業務を徹底的に効率化し、従業員が本業へ注力できる環境を提供してまいります。


店舗ではお客さまの接客に集中し、本部では業務の正確性とスピードが上がり、全社の生産性が向上しました。
・店舗:セルフレジの展開拡大や店舗アプリの強化、閉店作業の簡素化などを推進。
・本部:返品対応業務や人事部門でのチェック業務など積極的にRPA(※)などのデジタル技術を導入。 ※ RPAとは、ソフトウェアロボットによる業務プロセスの自動化のこと。

③データやAI(人工知能)など先進的な技術を導入し、業務の意思決定プロセスを徹底的に高度化してまいります。


各業務を先進デジタル技術と融合し、データ一元化の管理が実現し、生産性の向上や業務改良につながりました。

DX戦略の組織体制

アダストリアグループ全社的にDXを推進すべく、取締役直下にDX戦略部を設置し、DX推進に必要なIT知見やデータ活用に精通した人材を増強・育成し、企業の成長を支えるDXを加速させていきます。
また、社外のDX人材とも連携し、国内外のビジネスパートナーやスタートアップ企業との連携強化や副業などを通じて、組織強化に取り組んでまいります。


認定事業者

アダストリアは2022年1月、経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されました。