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【モノとコトの共創】 親子で楽しめる野菜染めワークショップをレポート!

4月19日(土)と20日(日)の2日間、東レ建設が運営する農・食・健康の複合施設「コスギアイハグ(KOSUGI iHUG)※1」において、アダストリアが展開するライフスタイルブランド「studio CLIP(スタディオクリップ)」が、東レ株式会社、東レ建設株式会社と共に、親子向けの野菜染めワークショップを開催しました。
このイベントは、“GATHERLIN(ギャザリン)※2”というコンセプトのもと、サステナブルファッションという業界の課題やこれからの未来の暮らしについて考えるきっかけとなるものです。3社のほかに、地元の飲食事業者(株式会社ナチュラ)※3、東京農業大学の同好会※4(以下、TFT×nodai)、そして地域の親子が集まりました。廃棄野菜を活かした染色体験や農業体験の様子をレポートします。

※1コスギアイハグ:<URL> https://www.kosugiihug.jp/
※2 GATHERLIN:集まる、という意味と、布を寄せ集めるという意味をもつ、英語のGATHERをもとに創ったコンセプトワード。人が集まり、美味しいもの、楽しいことを囲み、楽しい時間を共有する機会を大切にしたいという思いを込めています。
※3 株式会社ナチュラ:コスギアイハグ内の飲食店「コスギグリルマーケット」を運営する、川崎市の飲食事業者。野菜染め体験のタマネギの皮を提供。
※4 TFT×nodai:東京農業大学の学生同好会。開発途上国の飢餓と先進国の肥満・生活習慣病の解消という2つの社会課題に同時に取り組む認定NPO法人Table For Twoの東京農業大学の支部として、この理念を実現するための活動を実施

合言葉は、「GATHERLIN」
サステナブルファッションについて考えるきっかけに



ワークショップは、コスギアイハグ(KOSUGI iHUG)内にある「地域交流スペース N-Labo」と「TOREFARM」にて行われました。2日間にわたって開催されたワークショップは、21組53名の親子の方々にご参加いただきました。



集合時間になり、参加者が続々と到着。今回のワークショップでは、ご購入希望のあった方へ廃棄予定のタマネギの皮から抽出した成分で染めた東レのナイロン素材「TRUSSAIR™」(トラセア)※を使用して制作されたstudio CLIPのオリジナルエプロンを配布しました。エプロンの中央にはコンセプトである「GATHERLIN」の文字も刺繍されています。このエプロンは、studio CLIPグランツリー武蔵小杉店限定で販売されました。受付を済ませて、オリジナルエプロンを装着し準備完了!


※TRUSSAIR™:特殊異型中空糸を使用した東レの繊維素材。橋の架橋や大型の建築に用いられる「トラス構造」を繊維のデザインに応用。「もっと軽く、もっと上品に」をキャッチフレーズとした軽量ナイロンファブリック。

いざ、ワークショップをスタート!


集合後、TFT×nodaiに所属する学生の皆さんの「みなさん!こんにちは!」という元気いっぱいの挨拶でスタート。

まず初めに、自己紹介として学生たちが所属している「TFT×nodai」についてお話を聞かせていただきました。「TFT×nodai」では、年に2回、カフェテリアグリーン(大学内の食堂)とコラボしてヘルシーメニューを提供し、1食につき20円を発展途上国に寄付を行ったり、年に数回TFTの理念に賛同して下さった企業や飲食店とコラボメニューを販売したりするなどして、より多くの子どもたちに給食を届けられるよう活動を行っています。(本ワークショップも参加費の一部が寄付されました。)





今回のワークショップでは、廃棄予定の野菜を利用した布染め体験を通して
サステナブルなファッションについて学生たちより説明がありました。

タマネギの皮から抽出したケルセチンを使用して、布を鮮やかな黄色に染めました。このワークショップの主役ともいえるタマネギの染色液は、茶色ですが、仕上がりは見事な黄色になります。
「みんなが着ているstudio CLIPのオリジナルエプロンも、実はタマネギを使って染めたものなんだよ。」と聞いて、参加者はびっくり。東レの社員の方による原料となった糸の特徴についても真剣にきいてくれました。

野菜染めの仕組みについて学んだあと、ガーゼハンカチにスーパーボールと輪ゴムを使って思い思いに模様を付け、個性豊かな染色体験を楽しみました。

ならして、叩いて、掘って。砂栽培を体験


染めたハンカチを乾燥させている間に、コスギアイハグ内の農園(トレファーム)へ移動し、砂栽培体験をしました。

目の前にある器具を持って、早く砂に触りたい気持ちを抑えて、スタッフの説明を聞く子どもたち。
「それでは、やってみましょう!」という掛け声とともに、砂栽培体験がスタートです。



配布された鏝(こて)や棒を使用しながら、砂を平らにならして穴を掘り、
コマツナ・サンチュ・美味タスの中から好きなものを選び、砂へ植え込みをしました。

※美味レタス:半結球レタス(セミヘッディングレタス)


最後は、タマネギ染めしたガーゼハンカチと
ハイ、チーズ!


タマネギ染めをしたガーゼハンカチを広げて「キレイにできた!」「模様が思っていたのとちがう~」「タマネギ染め楽しかった。」など、子どもたちからたくさんの感想が聞こえてくる中、最後は参加者全員で記念撮影!個性があふれるハンカチと、みんなの素敵な笑顔でイベントを終えました。

ワークショップの終了後にはでは参加者の皆さまから「楽しみながらも勉強になるイベントで子どもも笑顔で参加していてよかった!」、「染色や栽培など、なかなか体験できないので貴重な経験となった。」とお声をいただきました。
今回のワークショップでは、暮らしに近い場所での体験を通じて、捨てるものから生まれる、新しい素材や製品やサービスを選ぶことが、環境を良くする1つの行動につながっていくことに気づくきっかけになったのではないかと考えます。

■東レ株式会社について
東レ株式会社は、1926年に創立し、グローバルに306のグループ会社と48,000人の従業員を有する素材メーカーです。2023年度の売上収益は2兆4,600億円で、炭素繊維や繊維、樹脂、フィルム、水処理膜、医薬品や医療機器などを展開しています。東レは「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」という企業理念を掲げています。

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■東レ建設株式会社について
東レ建設株式会社は、東レグループの中で建設・不動産事業を併営する企業です。建設事業では、マンション・ホテルをはじめ、オフィスビルや医療施設、各種社会文化・公共施設など幅広い分野にわたり、先進の技術と安心の施工力で実績と信頼を築いていきます。不動産事業では、マンションブランド「シャリエ®」を中心に、多様化するライフスタイルに対応し、「安全」「安心」「快適」な暮らしをテーマとした価値を提供し、お客様に感動をお届けいたします。東レ建設はすべてのステークホルダーの皆様から「信頼と共感を得る企業」であり続けたいと考えています。

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