私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

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未来のため、自分のために、「今」をいちばんに。

元Jリーガー選手で、現在はサッカー指導者として活躍されている宇留野純さん。ウェルネスに特化した都市型ライフスタイルウェアを展開する「NUMERALS(ヌメラルズ)」をはじめ、アダストリアが展開するブランドやスポーツ関連事業などの活動をサポートしてくれています。今回は、「ヌメラルズ」の愛用者でもある彼の「Play fashion!」な一面や、生きる上で大切にしている価値観などを聞いてきました。



シンプルだから、映える。
進化するから、着たくなる。

「ヌメラルズ」は長く愛用しているファッションブランド。普段着としてはもちろん、トレーニングが終わった後に着替えるウエアとしてなど、さまざまなシーンで活躍しています。いろいろなアイテムを着て感じるのは、年々、進化しているということ。バリエーションもすごくふえているし、素材の肌ざわりもどんどん良くなっているんです。
それから、シンプルなデザインが多いのも気に入っていますね。僕はスニーカーが好きで、中でも希少性の高いものやデザイン性のあるものを集めていますが、それとすごくあうんです。服がシンプルだからこそ、足下のスニーカーが映えるというか。ちなみに、今日履いているスニーカーは僕の兄が誕生日プレゼントにくれたものなんですよ。もともと兄がスニーカーマニアで、その影響を受けて自分でもこだわるようになりました。スニーカーって、履くだけでシルエット全体の印象が変わりますよね。そのスパイスを楽しんでいます。



病気になって気づいた、
「今」を全力で生きることの大切さ。

実は僕、20代の頃に一度ガンになっているんです。当時の僕はアマチュアのサッカー選手で、プロになりたいと考えてはいるけれど……という状態。そんな中でガンの宣告を受け、「どうしてもっと本気でサッカーと向き合わなかったんだろう」と激しく後悔しました。でも、その後悔があったからこそ、手術後は今まで以上に本気でサッカーと向き合えるようになったんです。その後、Jリーガーの道を手にできたのも、全力でやり切ることの大切さや、今この瞬間を精一杯生きることの価値に気付けたことが大きいと思います。
だからもし今、何かに興味を持っているけどはじめられないでいる人や、先延ばしにしている人がいれば、ぜひ挑戦してみて欲しいですね。「今を精一杯生きる」。それは結果的に、充実した未来をつくることにつながってくるもの。不安なことがあったとしても、想いがあるならやってみる。例えうまくいかなかったとしても、トライしたという経験こそが、人生に活きてくると思います。

行くことが楽しみに、
使うことが当たり前になるように。



過去を嘆かず、今に活かす。
好きを貫けば、それが答えになる。

サッカーは、プロを引退してからもずっと続けています。やっぱり、プレイするのが好きなんですよね。でも、引退したばかりの頃は「自分にはサッカーしかない」と、世間からおいていかれたような気持ちを感じたりもしていました。選手時代はサッカー一色の生活だったので、社会人としてのマナーなんかもほとんど知らなくて。でも、あるとき「自分にはサッカーしかない。だから、この道で生きていく」と決意できたんです。そこからは何事も真っ直ぐに取り組めるようになりましたね。
それに、好きなことを一生懸命やっている方が、次の道が拓けたりするんですよ。アダストリアとの出会いもまさにそう。アダストリア主催の試合に参加させてもらったり、こうして取材を受ける機会をもらえたり……サッカーを通じて、予想していなかった新しい出会いや経験が次々と生まれているんです。「今まで自分がやってきたことをどう活かすのか」を考えて進めば、どんな状況でも、次につながる答えが見えてくるんだと思います。



「好き」にこだわると、
パフォーマンスもアップする。

誰かに向けて自分を表現したり、自分自身を高めてくれたり……ファッションには、すごくいろんな可能性があると感じています。ほら、自分の好きものを身につけていると、すごくチカラがみなぎってきますよね。僕の場合、サッカーをプレイするときはもちろん、ランニングやトレーニングをするときも自分の好きなブランドやデザインのユニフォームを着るようにしています。もう、それだけでモチベーションが上がって、いつもよりもいい効果が発揮できるんですよ。僕にとってファッションは、スポーツをするため……いや、生きるために必要な存在。それってまさに「Play fahison!」ですよね。



宇留野 純

1979年10月生まれ。埼玉県出身。高校卒業後、98年JFL Honda FCに入団。2005年初め、癌と診断される。手術、治療をしその後、再発への不安と闘いながらもJリーガーを目指し、その年のJFLベストイレブンを受賞を機に、幾つかのJリーグクラブよりオファーを受け、06年にJ1ヴァンフォーレ甲府へ移籍し、晴れてJリーガーになる。09~11年はJ2のロアッソ熊本でプレー。12年からは国外に活躍の場を移しタイでプレー、16年に入り引退を決意。現在は、主に元Jリーガーが直接指導による育成を念頭に置いたスクールを展開し、指導者として活動している
Instagram:@urujun33


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