私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

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街づくりの発想から始まる、ゼットンの公園再生プロジェクトとは。

2022年度よりアダストリアグループに加わった株式会社ゼットン。『店づくりは、人づくり。店づくりは、街づくり。』の理念のもと、ハワイアンカフェ「アロハテーブル」などのアロハテーブル事業、ビアガーデンやBBQを扱うアウトドア事業、ウェディング事業などさまざまな事業に取り組んでいます。そして、それらの事業の枠を超えて取り組んでいるのが「公園再生」のプロジェクト。東京の葛西臨海公園や名古屋の徳川園でのプロジェクトを実行し、現在は横浜にある「山下公園」の再生プロジェクトを推進中です。今回は、公園再生プロジェクトの舵を取るゼットンの野尻 徳也さんにお話を聞いてみました。


公共施設への飲食店出店が、
新たなプロジェクトに結びつくきっかけに。

ゼットンはもともと飲食店の経営からスタートした会社です。1995年の創業から、いくつかの飲食店を出店する中、2004年に初めて公共施設への出店を経験。それを機に、美術館や公園などの公共施設へ出店するようになりました。当初、私たちは「人が集まる飲食店を運営すれば、その施設も自然と盛り上がっていく」と信じて出店企画を進めていました。
その後、その考え方が大きく変わったきっかけは2019年から始まった葛西臨海公園の再生プロジェクトでした。


はじまりは、公園内にあるカフェのリノベーションと運営者の公募でした。その公募に参加するため葛西臨海公園へと足を運んだのですが、そこで「本当にカフェをつくり変えるだけでいいのか?」と感じたんです。公園には活用できそうなスペースが目立ち、訪れる人々や周辺地域の環境などを考えると、「もっと来園者のニーズを捉えた公園になれるのではないか」と。そこで、「カフェのリニューアルと運営だけに留まらず、公園全体の使い方を私たちに提案させてもらえませんか!」と問いかけたのです。



飲食店経営を続けてきたからこそ決断できた、
「公園全体のプロデュース」。

公園を出店場所として見ることをやめると、点(出店した個店)ではなく面(そのエリア、公園全体)の視点で、公園の活性化を考えるようになりました。そして、本当にその公園を楽しむために必要なものは何か、そのために自分たちができることは何かを考えてニーズを掘り起こしました。既存カフェのリノベーションでは、料理はもとより、キッズスペース・授乳室・おむつ替え台を店内に完備し、お子様連れでも安心して楽しめるように配慮しました。自動販売機だけの休憩所として使われていた場所にも新たにカフェを併設。さらに、「公園まで来たら、やりたいことは何だろう?」と考えたら、「店内飲食よりピクニックなのでは!」という結論がでました。そこで、休憩所に併設したクリスタルカフェでは、通常のメニューにプラスしてピクニックセットの販売を始めました。これにはレジャーシートのレンタルもついてくるので誰でも気軽に、手ぶらで来園してピクニックが楽しめます。さらにこのセットはカゴごと返却していただくシステムの為、公園内のゴミの抑制にも繋がります。

もともとあったBBQ場に加え、使われていなかった広場の一部によりプレミアムな体験ができるBBQ場を新設したり、海辺の公園を舞台にしたウェディング事業を立ち上げたり……これまで私たちが培ってきた店づくりは街づくりのノウハウを生かしながら、公園内に新しいコンテンツを企画していきました。おかげさまでオープン以来、連日たくさんの方にご利用いただけています。

中でも、ピクニックセットの売れ行きは私たちの予想を上回る人気ぶりです。実は、これはオープン直前まで「もっとお客さまのニーズに応える方法はないか」とみんなで相談しながら決めたもの。ギリギリのタイミングでしたが、あのとき決断して良かったと感じます。「本当にこれでいいのか」「お客さまのためにできることはないか」を考える姿勢は、ゼットンの昔から変わらない社風のひとつ。この姿勢があるから、既存の枠に捕らわれることなく、新たな挑戦を続けてこられたのだと思います。


「山下公園」を、横浜という街の価値と人々を結ぶ存在へ。

現在は、2023年春のリニューアルを目指して、横浜にある山下公園の再生プロジェクトが進行中です。
横浜は非常に魅力的な街です。さまざまな観光資源があり、地域コミュニティも豊富で、多くの人が行き交っている。そんな横浜の中心的存在になれるよう、横浜に縁のある企業のみなさまと協力しながら開業準備を進めています。

ぜひ注目してもらいたいのが、公園内に設置する「足湯」です。山下公園は観光客の方をはじめ、地域ランナーの方など、たくさんの人が訪れる場所。足湯に浸かりながら目の前に広がる横浜港の景色を眺めたり、運動後の疲労回復としてゆっくりとカラダを休めたり……足湯という空間を通じて、新しい交流やコミュニティが生まれるきっかけになってほしいという想いから生まれたアイデアです。景色を眺めたり休憩をしたりするだけならテーブルやイスを置くだけでもいいのですが、せっかくなら、山下公園でしか味わえない新しい価値をみなさんに感じてもらいたいと思い導入を決めました。他にもさまざまな計画を進めているので、リニューアルした際にはたくさんの方に足を運んでいただきたいですね。


「ゼロから生み出す」の姿勢で、無限の挑戦をこれからも。

ゼットンはこれまで、名古屋にある徳川園や大阪にある中之島公園など、たくさんの公共施設にご縁をいただいて新たなサービスや価値を生み出してきました。しかし、最初からどのプロジェクトもスムーズに進んだわけではありません。例えば、葛西臨海公園でウェディング事業を計画したときは「公園で結婚式を挙げる人がいるのか?」といった懸念の声もありました。しかし、実際にはたくさんの方が公園を舞台に結婚式を挙げてくださっています。2021年にはJR東日本の京葉線全線開業30周年記念企画として、列車内で結婚式を挙げる「ウエディングトレイン」という共同企画も実現したほど。

この、ゼロから新しいものを生み出す姿勢は、アダストリアとゼットンが強く共通するところだと感じますね。「店づくりは、人づくり。 店づくりは、街づくり。」を理念に掲げるゼットンと「Play fashion!」をミッションに掲げ、「グッドコミュニティ共創カンパニー」を目指すアダストリア。発信している言葉は違っても、そこに込めた想いはまったく同じ。だからこそ、グループになった今、お互いに力を合わせてより加速的な成長を遂げていきたいと考えています。きっと、ファッションと飲食というイメージを大きく超えた新しい挑戦ができるはず。どんなことを一緒にやっていこうか、考えるだけでワクワクしてきます。



https://www.zetton.co.jp/news/pickup/post-101.php

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