私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

A-People

ファッションって楽しい!を体現する、SNSでも大人気のショップスタッフのホンネトーク。

niko and …(ニコアンド)の人気ショップスタッフが商品をプロデュースする「Make Stuff(メイク スタッフ)」プロジェクト。「ほしい、をつくっちゃおう。」をコンセプトに、シーズンごとにさまざまなアイテムを発売しています。

今回は「Make Stuff」の参加メンバーであるMisayoさん、あんちょんさん、すなぎもさん、hinaさんの4人にインタビュー!2022年秋・冬の新作発売に向けて、渋谷ヒカリエの本部へ集まっているところを直撃しました。

「Make Stuff」は、どんな風にスタートしたの?


hina:「Make Stuff」は私たちショップスタッフがイチから自由に商品をプロデュースするアダストリアとしても新しい企画ですが、みんなは最初に話を聞いたときどう感じました?

Misayo:すごくワクワクした!服をつくることに憧れはあったし、最初にお話をもらった時点で「何つくろう!」って。

あんちょん:私もウキウキワクワク!って感じでした。私は身長が148cmで、SNSのフォロワーさんも低身長の方が多いんです。身長や体型に関する悩みを聞くことも多いので、そんな人たちが「ほしい!」と思えるお洋服をつくりたいって気持ちでいっぱいでした。

Misayo:でも、最初は本当に手探りだったよね。私たちは服づくりの経験がなかったし。


あんちょん:商品をつくるとき、たくさんある生地のサンプルからいいなと思うものを選ばなきゃですけど、サンプル生地ってすごくちっちゃいんですよ!手で触った感じと実際に服になって袖を通してみた感じがぜんぜん違ったりして。

Misayo:そうそう、感覚がまったくわからなかった!でも、何度もつくっていく中でだんだんわかってきて、今では生地を選ぶ時点で「これがこうだから、ああなって……よしOK!」って、具体的にイメージできるようになったかな。

すなぎも:全員住んでいるところも年齢もバラバラで、打ち合わせは基本オンライン。最初はうまくいくのか、仲良くできるのかすごく不安だったんですけど、まったく問題なかったね。

あんちょん:ね!ビックリするぐらい仲良くなれたよね。


商品を企画するときのこだわりポイントは?

hina:私は古着コーデの中でも80年代のゆるだぼっとした雰囲気が特に好きで、今来ている新作アイテムもそんなイメージでつくりました。企画を考えるときは、ビンテージの古着をいろいろ見ながらイメージをふくらませたりしますね。あと私はメンズのフォロワーさんから「メンズでも着られますか?」と聞かれることが多いので、このアウターはその声に応えられるよう、性別問わず着やすいサイズ感を意識しました。


Misayo:私のこだわりはサイズ感と着回し!私自身もそうだけど、子育て中のお客さまやフォロワーさんから、体型の変化が気になるという声をよく聞くんです。そういう悩みを解消できるアイテムをいつも目指していますね。あと、お客さまが既に持っているアイテムとの着回しやすも大事にしています。

あんちょん:私は低身長さんならではのサイズ感にこだわっています。身長の低い人がボリュームのあるアイテムを着ると、どうしてもシルエットが大きく見えちゃうんですよ。冬物は特に、着やせして見える素材選びや丈感を意識しています。


すなぎも:普段のスタイリングテーマが色物なので、カラー展開はかなりこだわります!今着ているグリーンの組み合わせはかなり地味な方(笑)。それから、私はいつも「ニコアンドを知らない人から興味を持ってもらえること」を意識してSNSを発信しているので、「ニコアンドのアイテムに合わせやすいけど、ちょっとニコアンドっぽくない雰囲気」も大事にしています。

毎朝、どうやって服を選んだらいいのか悩む!アドバイスが聞きたい!


すなぎも:うーん、何だろう?あ、でも、まずはその日に着たいもの1着決めません?

あんちょん:「今日はこれ着たいな」って?

すなぎも:そうそう!


あんちょん:それで「これに合う服はどれかな〜」みたいな?

Misayo:確かに確かに。

すなぎも:まず主役を決めて、それから他を選んでいく感じかな。

hina:私は服を選ぶとき「迷ったら3色以内に収める」とかを考えますね。今日の服装も「ブラック・カーキ・オレンジ」の3色がベースですし。

あんちょん:うんうん!


Misayo:ママさんあるあるかもだけど、私は体型を拾わないルーズなシルエットが好きかな。でも、メリハリが出るようレイヤードのところでワンポイントカラーを入れるとか、ちょっと工夫したりして。

すなぎも:私が色物コーデで気をつけているのは「色物をひとつ入れたら他のアイテムはベーシックカラーで統一する」かな。あとは、上下とも色物を着るときは「同系色でトーン違いのアイテムを選ぶこと」。今の服装みたいにトップスは深めのグリーン、ボトムは薄めのグリーンみたいに同系色で揃えたら、全身色物でもケンカしないんですよね。

あんちょん:よく低身長の方から「どうやってコーデ組んだらいいですか?」って聞かれますが、私が意識しているのはバランス。上も下もだぼっとした感じのアイテムを選ぶと、低身長さんは子どもっぽく見えちゃいがち。なんで、トップスが細身ならワイド系のスカートを合わせたり、ボトムが細身ならトップスをゆるめにしたりと、メリハリをつけるようにしています。

仕事が楽しいって思う瞬間や、これからの目標が知りたい!

あんちょん:おしゃれが好きでこの仕事を選んだけど、私、すごい人見知りで。接客もぜんぜん得意じゃなかったんです。でもあるとき、店長が「STAFF BOARD(※)」をやってみない?って誘ってくれたんですよね。それでいろんな写真を投稿していたら、たくさんの人が見てくれるようになって。最近はSNSや「Make Stuff」のイベントを通じて「私も身長が低くて悩んでいたけど、あんちょんさんのスタイリングを見て自信がつきました!」と言われる機会もすごくふえて、毎日とっても楽しく働けています。

hina:私は、入社1年目は新潟の店舗で働き、2年目からプレスとして渋谷の本部へ勤務するようになりました。店舗にいないとお客さまと接する機会がないのかな?と思う方もいるかもしれませんが、全然そんなことはないですね。むしろ「STAFF BOARD」や「Make Stuff」を通じて新しい出会いがどんどん広がってく感じ。企画やPRを任せてもらえるチャンスもふえて、毎日すごくやりがいを感じています。

※STAFF BOARD(スタッフボード)・・・全国各地のショップスタッフが個人のスタイリングを投稿・紹介できるアダストリアのオリジナルサービス


すなぎも:私は「ファッションで地元を盛り上げたい!」と思っていて、北陸で働くことにすごくこだわっているんです。でも、親に「本気でファッションの仕事をやるなら東京に出た方がいい」と言われて。それがすごく悔しかったんですよね。東京じゃなくても、どこに住んでいても最先端のファッションは楽しめるし、発信できるはずなのに!って。だから「Make Stuff」に参加できたことがすごく嬉しいんです。金沢、滋賀、宮崎……いろんな地域に住んでいる私たちの活動が、「ファッションの仕事がしたいけど、地元から離れたくない」って悩んでいる人の希望になればいいなって思います。


Misayo:子育てをしていると「あれ?私は何を着たらいいんだっけ?」って、おしゃれがわからなくなるタイミングがあるんですよね。私は、そんなときに「とりあえずMisayoのSNSを見よう!」「この人の真似すればどうにかなる!」って思われる人になりたくて。

hina:もう、すでになってると思いますよ!

Misayo:ありがとう。でもまだ全然……そうなれるよう頑張りたいって思います!

みんなの「Play fashion!」なエピソードを教えて!

Misayo:何だろう!?むずかしい!


すなぎも:私、家では全身スウェット。スッピンにメガネでビール飲んで……って感じなんです。でも、出かけるってなると着替えてメイクして。まるっきり違う格好になるんですが、そうすると気持ちもガラッと変わるんですよね。私はネガティブで落ち込みやすい性格がコンプレックスだけど、好きな格好をして出かけると、ちょっと強くなった気分になれたり、少し自信が持てたりする。服を着替えるだけで内面まで変わるっていうのは、ファッションのすごいところだなって思います。


あんちょん:身長について悩むことも多いけど、だからこそできるファッションっていうのもあると思うんです。ロング丈のシャツをワンピースとして着こなしてみたり……そういうのって低身長さんの特権ですよね。コンプレックスを強みに変えてファッションを楽しむのが、私の「Play fashion!」かな。


Misayo:私「Play fashion!」イコール「1日のハッピー」だと思うんです。

hina:おお〜!

すなぎも:かっこいいな!

Misayo:かっこいいやろ!(笑)ファッションは1日のスタートに選ぶもの。その日着た服を誰かに褒められたり、その服を着た自分を好きになったり……ちょっとしたハッピーが重なって、1日のモチベーションになると思うんです。そういう「Play fashion!」をたくさんの人に届けたいですね。

hina:Misayoさんの言う通り、誰かにファッションを褒められると自信がついて、心もキラキラしてきますよね。心がキラキラしていれば周りの人にもいい影響を与えられるし、毎日が楽しくなってくる。そのサイクルはまさに「Play fashion!」ですよね。「Make Stuff」の活動も、誰かが毎日を楽しめるきっかけにつながればいいなって思います。


Misayo(ニコアンド イオンモール宮崎店)
得意なスタイルは大人カジュアル。3人の子育て中のママでもあり、ママ視点をいかしたコーディネートを発信中。
STAFF BOARD> @misayo
Instagram> @n.misayo


あんちょん(ニコアンド イオンモール草津店)
低身長さん向けコーディネートの提案が多め。ファッションとカフェめぐりが好き。
STAFF BOARD>@あんちょん
Instagram> _____an.10


すなぎも(ニコアンド 金沢フォーラス店)
イエロー、グリーン、ブルーなど色物を使ったカラーコーディネートが得意。地元・北陸エリアをファッションで盛り上げたいと活躍中!
STAFF BOARD> @すなぎも
Instagram> @sunagimosann


hina(ニコアンド プレス)
レトロコーデをイメージした古着ライクなスタイリングが得意。特に好きなのは80年代ファッション。
STAFF BOARD> @hina
Instagram>@hinamir

今回登場してくれた4人が着用しているのは、10月14日(金)~予約販売開始の「Make Stuff」2022年秋・冬の新作アイテム!すべてアダストリア公式ウェブストア「ドットエスティ(.st)」より予約購入が可能です。着用アイテム以外にもいろんな新作アイテムがあるので、気になる方はアイコンをタップ!



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